バブル経済の崩壊による影響は長く、1990年代後半から日本の金利は世界的に最低レベルにまで引き下げられました。
金利を下げるのは、企業などがお金を借りて事業展開を行いやすくするための金融政策の一つですね。
しかし、同時に預貯金で得られる利子も同時に下がってしまいますから、貯金の意味が単にお金を保管するだけの状態が続いているともいえます。
そこで、まず海外の高い金利を求めて外貨預金が流行りました。
2000年以降はさらに進んで、外貨預金に代わってFX(外国為替証拠金取引)の人気が高くなっています。
その理由は、銀行の外貨預金の為替の交換手数料が高いからなんです。1$につき1円取られます。往復で2円です。
経費を抑えることで手数料などが安いことで知られるネットバンクでも、外貨預金の為替手数料は片道50銭のところが多いぐらいです。
FX(外国為替証拠金取引)になると、さらに手数料が1$あたり1銭〜10銭程度と遥かに安いんです。人気の理由にはこの手数料の安さもありました。
さらに各社の競争もあって手数料無料のFX会社も増えました。
また、FXでは外貨買いだけではなく、売りも出来るという点です。
反対売買による差金決済で利益を出すしくみ(高く買って安く売る、安く売って高く買い戻すことで稼ぎます)ですから、どんな相場でも取引をすることもできます。
ただし、証拠金をもとに多くの資金を動かす取引ができるため、為替の変動によるリスクが大きくなることは知っておかなくてはなりません。
証拠金取引とは、現物取引ではなく信用取引の一種ですから、儲けの面ばかりではなくリスクの面もよく見ておかなければなりません。
しかし、そのリスクについて勉強した上で積極的に外貨FXを始めようとする方は、増え続けています。
その理由は先に挙げた、日本の金利事情ももちろんですが、例えば株の場合には、投資対象は企業ですが、外国為替証拠金取引FXの場合は通貨、つまり国家(中央銀行)が投資対象となります。
株の場合は、東証一部に上場している大企業であっても倒産の憂き目にあうこともありますし、最近では、新興企業(ベンチャー企業)の不祥事による上場廃止など、一般には予測不能な事態が続いています。
株の場合は、企業が倒産してしまえばただの紙切れになってしまいます。
その一方FXで投資対象である国家の場合は、財政危機による緊急事態は見られましたが、さすがに国家そのものが倒産するという事態はまずないでしょう?
特に、FXの取引でよく使われるメジャー通貨のアメリカドルやユーロなどはかなり安定感が強いですよね。
また、外貨の場合も株で多くの銘柄に分けて投資するように、外貨の種類ごとに取引が行えます。
このようにFXは、数多くのメリットに注目が集まっているんです。